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中国の電気自動車(EV)充電器数は7月末時点で前年同期比74.1%増の692万8千基に上っり、第13次5カ年計画(2016~20年)初期の数十万基から急増した。中国は世界で保有数が最も多く、サービス地域が最も広く、品種が最もそろった充電インフラシステムを形成している。1~7月の充電量は前年同期比99.6%増の441億4千万キロワット時で、22年通年を超えた。
中国EV充電インフラ促進連盟(EVCIPA)の仝宗旗副秘書長によると、1~7月の充電器新設数は21年通年の1.8倍に上り、7月末時点の電池交換ステーション数は2675カ所で22年末の1.3倍を超えた。中国の公共充電設備分野では高出力化が進んでおり、公共直流充電器に占める180キロワット以上の高出力充電器の割合は4年で10%上昇した。
EV充電器というブルーオーシャン(競合が少ない有望市場)には従来のエネルギー大手も業種の枠を超え進出している。中国国有石油大手の中国石油化工集団(シノペック・グループ)は8月28日の中間業績説明会で、充電・電池交換業務の発展を加速させ、充電市場への布石を急ぎ、市場シェアを拡大し、顧客の多様な需要を満たすとの方針を示した。同社の1~6月の充電・電池交換ステーション新設数は351カ所、累計は2650カ所となった。
新エネルギー車(NEV)メーカーも急速充電ステーションの建設に取り組んでいる。新興EVメーカー理想汽車の孫広敏副総裁は、23年末までに急速充電ステーション300カ所を完成させ、25年までに充電ステーションを3千カ所以上、うち急速充電ステーションを千カ所以上とする目標を掲げている。(新華社上海)
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