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日本経済新聞は9月27日、三菱自動車が中国での自動車生産から撤退する方針を固め、現地の合弁相手である広州汽車集団(GAC Group)と最終調整に入ったと報じた。広州汽車は、三菱自動車との合弁会社「広汽三菱汽車(GAC Mitsubishi Motors)」が運営する湖南省長沙市の工場を電気自動車(EV)の生産拠点に転換する可能性があるという。
広汽三菱汽車は今年7月、人員整理に着手した。昨年下半期にはスポーツ用多目的車(SUV)「アウトランダー」の生産を開始したが、販売不振により生産停止を余儀なくされた。
中国では急速に電気自動車(EV)の普及が進み、ガソリン車の需要が大幅に減少している。また、EV市場の価格競争も激化しており、日本の自動車メーカーは軒並み苦戦を強いられている。
最新のデータによると、三菱自動車の23年8月の中国販売台数はわずか249台。トヨタは前年同月比6.6%減の17万5800台、ホンダは25.1%減の10万2257台、日産は28.9%減の6万4905台だった。
(36Kr Japan編集部)
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