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中国湖北省宜昌市にある三峡ビジターセンター(九ふ頭)で11日、水素燃料電池実証船「三峡氫舟1号」が初航行を終え、水素燃料電池技術の内水船舶への応用が初めて実現された。推計によると「三峡氫舟1号」は従来型燃料船に比べ、年間103.2トンの燃料油を代替し、二酸化炭素(CO2)排出量を343.7トン削減できる。
船体は鋼とアルミ構造で、全長49.9メートル、船幅10.4メートル、型深さ3.2メートル。水素燃料電池の定格出力は500キロワット、最大航続距離は200キロに及ぶ。納船後は三峡ダム地区および三峡ダムと葛洲壩ダム間の航行、水上パトロール、緊急対応などに使用される。
同船は中国発電大手の中国長江三峡集団傘下で発電事業を担う中国長江電力のほか、造船大手の中国船舶集団(CSSC)傘下の第七一二研究所、長江三峡通航管理局、第三者認証機関の中国船級社(CCS)、武漢長江船舶設計院(CSDI)、小型船舶製造の江竜船艇科技などが共同で開発・建造したもので、CCSから認証を取得した国内初の水素燃料電池船となった。(新華社武漢)
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