10分間の充電で400キロ走行、中国CATLの「神行超充電池」が奇瑞汽車のEVに搭載へ 

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中国車載電池最大手の寧徳時代新能源科技(CATL)の新型車載電池「神行超充電池(Shenxing Superfast Charging Battery )」が、中国自動車大手の奇瑞汽車(Chery Automobile)が手がける電気自動車(EV)に搭載されることが確実になった。両社が10月16日、共同で発表した。

神行超充電池は、CATLが8月16日に発表した世界初のリン酸鉄リチウムイオン(LFP)を採用した4C(15分でほぼ満充電)電池で、満充電した場合の最長航続距離は700キロ。10分間の充電で400キロ走行できる上、氷点下10度でも30分以内に80%まで充電することが可能な「全温度急速充電」を実現する。

中国CATL、「神行超充電池」を発表 10分充電で400キロ走行可能

神行超充電池が搭載されるのは、奇瑞汽車の「星途」シリーズのEV「星紀元」で、セダンやSUV(スポーツ用多目的車)、MPV(多目的車)などのバージョンがある。

CATLによると、神行超充電池の量産は年内に始まり、搭載車種は24年1~3月期に発売される見込みとなっている。将来的には、奇瑞汽車と手を携えて同電池を搭載したEVを輸出する方針で、とくに欧州・中東・東南アジア・北米市場の開拓を目指すという。

同社は9月に独ミュンヘンで開かれた国際自動車ショー「IAA MOBILITY 2023」で、ドイツとハンガリーの自車工場で神行超充電池を生産し、欧州市場に供給する方針を発表した。

奇瑞汽車のほか、これまでに阿維塔科技(Avatr Technology)や哪吒汽車(Neta)などのEVメーカーが神行超充電池を採用すると明らかにしている。

CATLは現在、LFP電池の分野で比亜迪(BYD)と激しい競争を繰り広げている。車載電池業界団体の中国汽車動力電池産業創新連盟(CABIA)によると、今年1~9月の中国LFP電池市場では、BYDが約43%のシェアを占めて首位、CATLは約34%で2位だった。

23年1~6月世界車載電池搭載量:中国CATLが6年連続トップ、韓国3社地盤沈下

(36Kr Japan編集部)

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