BMW、中国でのBEV販売台数は3倍超 1~9月

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ドイツの自動車大手、BMWグループはこのほど、1~9月に中国市場で納車した「BMW」と「MINI」の傘下2ブランドの自動車が60万2835台に上ったと明らかにした。中でも、純電気自動車(BEV)が好調な売れ行きを保っている。
 
同社のヨッヘン・ゴラー大中華圏(グレーター・チャイナ)総裁兼最高経営責任者(CEO)は「自動車需要は低迷し、市場競争も極めて激しいが、ディーラーと手を携え、1~9月は中国で乗用車市場全体を上回る販売台数の伸びを実現、BEVの販売台数は前年同期の3倍を超えた」と説明。充実した製品ラインナップと整ったディーラーサービスネットワークを頼りに、BMWのBEVはますます多くの中国人ユーザーの視線を集めているとし、通年で事業の質の高い成長を実現できると確信していると語った。
 
BEVの1~9月の販売台数は前年同期比3倍以上の6万9603台。「BMW ix3」は3万5千台、「BMW i3」は3万台近くが売れ、最も人気の2車種となった。8月にはコンパクトセグメント初の高級スポーツ・アクティビティー・ビークル(SAV)となる純電動の「BMW ix1」が発売され、9月には遼寧省瀋陽市の鉄西工場でラインオフした。年内には注目の「BMW i5」が登場し、中大型高級セダン市場における同社の地位をさらに固め、BEVがほぼすべての主要セグメントをカバーすることになる。
 
EV事業が増勢を維持しているほか、高級スポーツ多目的車(SUV)「X」シリーズも人気を博している。うち中国市場向けにローカライズした現地生産の「X5」の売り上げは特に好調で、1~9月の販売台数は前年同期の2.6倍となった。クーペとセダンの各市場では「BMW 4」が42%、「BMW 3」が17%の販売増を実現した。「BMW M」シリーズの販売台数も58%増えた。
 
BMWグループ傘下の「BMW」「MINI」「ロールスロイス」の1~9月の世界納車台数は183万6563台。うち「BMW」は162万1267台で、引き続き世界高級車市場をリードしている。「BMW」「MINI」のBEV販売台数は24万6867台で、前年同期から92.6%増加した。(新華社北京)

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