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中国通信機器大手の華為技術(ファーウェイ)が自動車メーカーの賽力斯集団(SERES)と共同運営する電気自動車(EV)ブランド「問界(AITO)」の新型SUV(スポーツ用多目的車)「問界M7(AITO M7)」が人気を博している。9月12日の発売から45日で7万台以上の注文を受けたという。新M7は5モデル展開で、販売価格は24万9800~32万9800万元(約500万~660万円)となっている。
ファーウェイは納車を遅らせないため、10億元(約200億円)超の資金と2万人余りの人員を追加投入して新たな生産シフトを導入し、1日22時間の連続稼働を実施しているという。現在の生産能力は1日当たり600台に達しており、11月には1日当たり750台にまで引き上げられる見込みだが、それでも予定の生産速度には届かない。
問界M7は、新興EV大手・理想汽車(Li Auto)のSUV「L7」を直接のベンチマークとしている。現在の販売台数から見れば、新興EVメーカーの最大の勝者は理想汽車だが、門界はファーウェイの強力な販売チャネルと技術サポートを背景に血路を開き、理想汽車の地位を揺るがすに違いない。
*2023年10月30日のレート(1元=約20円)で計算しています。
(36Kr Japan編集部)
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