米ファッションブランド「FOREVER 21（フォーエバー21）」が11月16日、中国発のファッションEC（電子商取引）大手「SHEIN（シーイン）」のサイトに登場した。売れ筋商品300アイテム以上に加え、シーインとの共同ブランドから126アイテムを販売する。

フォーエバー21を管理・保有する米投資ファンドのオーセンティック・ブランズ・グループ（ABG）は今年10月、シーインとフォーエバー21の戦略的提携に調印した。シーインは提携条件に基づき、フォーエバー21ブランドのカジュアルウェアやスポーツウェア、水着などのデザイン・製造・販売を手がけることとなった。これらのアイテムは、シーインの米国・欧州の一部地域・オーストラリア向けサイトで独占販売される。

シーインとフォーエバー21の提携は始まりにすぎない。ABGは50余りのブランドを所有している。同社の創業者で会長兼最高経営責任者（CEO）のJamie Salter氏は、シーインとの提携は家具や生活雑貨など、より広い範囲に広げていけるとの展望を示した。

シーインは今年5月、総合的なマーケットプレイス・プラットフォーム「SHEIN Marketplace」を立ち上げたと発表した。世界中のファッションブランドや小売業者が、シーインのプラットフォームを活用し、商品を販売できるようになった。シーインはサプライチェーンのチャネルを拡大し、より多くの消費者のニーズに応えていく方針だという。

SHEIN、英ファストファッション「Topshop」買収の意向

（36Kr Japan編集部）