20万円台の小型ヒューマノイドで注目、中国「Noetix Robotics」が香港IPOを準備か
北京に本拠を置く人型ロボット(ヒューマノイド)企業の「松延動力(Noetix Robotics)」が、香港証券取引所へ秘密裏に上場申請書を提出したとブルームバーグが報じた。数億ドル(数百億円)を調達する可能性があり、早ければ2027年にも上場するという。具体的な調達額や上場時期はまだ確定していない。
松延動力は2023年9月に設立された。創業者の姜哲源氏は1998年生まれで、清華大学交叉信息研究院(Institute for Interdisciplinary Information Sciences)の博士課程に在籍していたが、その後退学して起業した。同社は26年2月に株式会社化を完了し、社名を「北京松延動力科技集団股份有限公司」に変更した。
3月にはシリーズBでの資金調達を完了し、同ラウンドの調達規模は累計で10億元(約240億円)近くに達した。シリーズBでは、寧徳時代(CATL)系の産業投資プラットフォーム「晨道資本(CD Capital)」が主導した。この時点で、同社は累計9回の資金調達を完了していた。
松延動力は、一般消費者向けの小型ヒューマノイド「小布米(Bumi)」で注目を集めている。同製品は25年10月に発表され、身長は約100センチ、体重は17キログラムで、21の自由度を備える。通常モデルの発売時の予約価格は9998元(約24万円)で、主に教育や寄り添いなどの用途を想定している。26年2月に放送された中国の国民的年越し番組「春節聯歓晩会」(通称、春晩)では、同社のロボットが舞台でパフォーマンスを披露し、さらに知名度を高めた。
報道によると、26年9月時点で小布米の累計納入台数は5000台を超え、法人向けの受注も2000台近くに達しているという。同社の売上高は、研究・教育分野を中心とする法人向けプロジェクトが主力となっている。
*1ドル=約158円、1元=約24円で計算しています。
(36Kr Japan編集部)