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動画投稿アプリ「TikTok」などを運営する中国ネット大手のバイトダンス(字節跳動)が、中国国外向けに大規模言語モデル(LLM)を活用した人工知能(AI)アプリ「ChitChop」をリリースした。開発・運営は、インド向けSNSアプリ「Helo」と同じくPOLIGON社が行う。
ChitChopは人工知能(AI)アシスタントツールで、200種類以上のAIチャットボットをユーザーに提供する。バイトダンス傘下で中国版TikTok「抖音(Douyin)」を運営する抖音集団(Douyin Group)のAIアプリ「小悟空」と同様、バイトダンス独自の大規模言語モデル「雲雀(SkyLark)」をベースに作成されたAIアプリが集まっている。
アプリのホーム画面には、創作、仕事、AI画像生成、娯楽、AI学習および生活の6つの主要使用シナリオが表示されている。たとえば、ユーザーがファイルをアップロードすると、ChitChopはそのファイルについて分析・総括・議論し、その結果をPDFファイルとして生成する。AIバーチャルキャラクターと一緒にゲームをすることもできる。
音楽配信アプリ「Resso」、動画編集アプリ「CapCut」、ファッション情報SNS「Lemon8」など、バイトダンスの海外向けアプリはここ数年好調だ。世界的人気を誇るTikTokでのPRをきっかけに、ChitChopも海外のAI市場で注目される可能性がある。
(36Kr Japan編集部)
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