TikTokの大流行で後押し バイトダンスの動画編集アプリ「CapCut」、MAUが2億人突破

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TikTokを展開する中国バイトダンス(字節跳動)が手掛ける海外向け動画編集アプリ「CapCut」が、わずか2年でMAU(月間アクティブユーザー数)1億人超えとなった。

モバイルデータを分析する「data.ai」によると、2022年7月時点でCapCutのMAUはPC版・スマホ版を合わせておよそ1億5000万人だった。調査会社「点点数据」は、CapCutのMAUが今年1月に2億人を突破したとしている。

CapCutはバイトダンスが2018年に買収した深圳市の「顔萌科技(FACEMON)」が開発したものだ。顔萌科技の製品にはこのほか自撮りアプリ「FaceU」や美顔アプリ「軽顔相機」などがあり、画像・動画の編集に特化している。CapCutは中国国内でリリースされた動画編集アプリ「剪映」の海外版として20年4月に「Viamaker」という名称で公開され、剪映と全く同じ機能を備えている。

剪映は20年3月に公開されると瞬く間に広まった。ショート動画の大流行で多くのクリエイターが動画編集を必要としたためだ。剪映は豊富なテンプレートとエフェクト(特殊効果)を揃えており、クリエイターにインスピレーションを与え、ショート動画制作をより身近なものにした。

TikTokで人気を集めた動画の多くはテンプレートを利用して作られている。CapCutではユーザーはメニューからテンプレートを簡単に探し出すことができ、画面には動画の長さや編集項目、解像度やフレームレート、ファイルサイズなどの情報が表示される。また、多くのクリエイターがチュートリアル動画を公開し、人気動画と同じような編集をするにはどうすればいいか懇切丁寧に指導してくれる。こうした機能により動画編集の難しさは大幅に軽減された。

TikTok公式アカウント内でオススメされるCapCutのサンクスギビング版テンプレート

CapCutの公式サイトではクリエイターの募集を続けている。開発したテンプレートが大ヒットすれば、最高で1000ドル(約14万円)の賞金を手にすることができる。

世界に数多くの動画編集ツールが存在するなか、CapCutは今やMAU2億人を誇る製品となった。TikTokから人気に火が付いたCapCutだが今ではTikTokに依存せずユーザーを獲得していることは注目に値する。

CapCutアプリ版では、テンプレートは流行の動向などによって分類されている。各動画プラットフォームに合わせた分類もあり、TikTokのほか米MetaのInstagram(インスタグラム)のショート動画編集機能「Reels」も対象となっている。PC版ではさらに広く、海外の主要SNSほぼ全てをカバーしている。

現在、CapCutは米国やブラジル、欧州などで有料のプロ版を公開し収益を上げている。有料部分は主にクラウドストレージの利用と、より豊富な機能や素材の提供で、機能面では背景の削除、GIFの作成、美顔加工などを選べるようにし、トランジション(場面の切替え)や動画、文字動画、フィルターなどでより多くの選択肢が用意されている。

data.aiが公開した今年1月の中国アプリ(ゲーム部門除く)の海外売上ランキングでは、CapCutはPC版・スマホ版の売り上げで順位を11上げ、トップ30に食い込んだ。点点数据によると、CapCutの1月の世界総売り上げは80万ドル(約1億円)となり、そのうち米国における売り上げが半分以上を占めている。

(翻訳・36Kr Japan編集部)

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