動画生成AIで注目の米「Pika」が約80億円調達。創業者の父の中国企業が関係を噂されて株価急上昇

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テキストから動画を生成する人工知能(AI)ツール「Pika」で注目される米Pika labsが11月29日、米Lightspeed Venture Partnersなどから5500万ドル(約80億円)を調達したと発表した。

Pika labsは今年4月に設立されたばかりで、創業者兼最高経営責任者(CEO)の郭文景(Demi Guo)氏と、共同創業者で最高技術責任者(CTO)の孟晨琳(Chenlin Meng)氏は共にスタンフォード大学出身。同社の主力プロダクト「Pika 1.0」はこのほど公開された新たなAIツールで、極めて高品質な3D動画やアニメ風、映画風など、さまざまなスタイルの動画をテキストから生成・編集することができる。

 

Pika labsは別の形でも注目を浴びた。創業者の郭氏の父親が、中国の上場企業で金融機関にソフトウエアやサービスを提供する「信雅達科技(Sunyard Technology)」の実質的支配者である郭華強氏だということが明らかになったのだ。このことから、中国のネット上では「信雅達がAIツールを開発した」という事実と異なる情報が広がった。信雅達の株価は12月1日の取引開始直後にストップ高となり、現在も上昇を続けている。

信雅達は1日夜に発表した公告で、Pika labsとの間にはいかなる関係もなく、郭文景氏は信雅達でいかなる役職にも就いていないと説明。また、信雅達はPika labsに出資しておらず、取引もないという。

生成AIスタートアップ「Sparticle」、プレシリーズAで約5億円調達 日本語LLMの開発を強化

*2023年12月6日のレート(1ドル=約147円)で計算しています。

(36Kr Japan編集部)

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