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中国コーヒーチェーン最大手の「瑞幸咖啡(luckin coffee、ラッキンコーヒー)」が、タイで行われた商標権をめぐる裁判に敗訴していたことが分かった。
luckin coffeeは2017年に設立され、中国最大のコーヒーチェーンに成長した。2023年7〜9月期の決算は、純収入が前年同期比84.9%増の72億元(約1400億円)、純利益は87.0%増の9億8800万元(約200億円)だった。9月末時点の店舗数は1万3273店と、米スターバックスが中国で展開する約6500店を大きく上回っている。
一方タイでは、地元企業の「Royal 50R Group」が19年に同名のコーヒーチェーン「luckin coffee」を設立し、タイ国内で登記した。中国のluckin coffeeとは、ロゴのデザインからコーヒーのテイストまでが酷似しており、特徴的な鹿のマークも左右を反転させただけだった。
luckin coffeeは商標権を侵害されたとして、Royal 50R Groupを提訴し、21年の一審では勝訴した。しかし、Royal 50R Groupは判決を不服として控訴し、23年12月1日にluckin coffeeの敗訴が確定した。
Royal 50R Groupはさらに、luckin coffeeに対して100億バーツ(約400億円)の損害賠償を求める裁判を起こした。裁判所は訴状を受理しているが、最終的な判決はまだ出ていない。
*2023年12月26日のレート(1元=約20円、1バーツ=約4円)で計算しています
(36Kr Japan編集部)
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