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米電気自動車(EV)大手テスラの中国上海工場「ギガファクトリー」の2023年通年の納車台数は、前年比33%増の94万7千台に上った。上海工場は同社にとって主要な輸出拠点となっており、上海で生産されたテスラ車はアジア太平洋地域や欧州などで好調に販売を伸ばしている。
テスラが発表した23年の世界生産台数は35%増の185万台、世界納車台数は38%増の181万台だった。上海工場の納車台数は、世界全体の半数を超えた。
陶琳グローバル副総裁は、中国の持続的な対外開放政策と先進的な発展理念、良好なビジネス環境が企業に大きなチャンスをもたらしており、中国市場はテスラの発展に欠かせない選択肢だと説明。「中国はここ数年、対外開放レベルを高め続けている。テスラはその証人であり、受益者でもある」と語った。
昨年12月には上海市と用地取得契約を締結、大型蓄電システム「メガパック」の生産工場を設けると発表した。同社が米国以外にメガパック工場を設けるのは初めてとなる。24年の稼働を目指すという。
上海工場では現在、約30秒に1台のペースで新車を生産しており、部品の現地化率は95%を超える。23年の国内向けの納車台数は60万台超となった。(新華社上海)
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