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ハイエンドなライフスタイルを専門に研究する中国の研究・コンサル機関、要客研究院は18日、最新版の「中国高級品リポート」を発表し、中国の高級品市場が2023年も上昇基調を維持したとし、中国は今後、世界で高級品価格が最も手ごろな市場になるとの見通しを示した。
23年は世界の政治・経済環境に多くの不確実性があったものの、高級品産業は7%の成長を達成し、世界の市場規模は2兆7232億元(1元=約21円)に上った。高級品のトップブランドと企業は依然として市場拡大の主勢力であり、エルメス・インターナショナルやLVMHモエヘネシー・ルイヴィトンなどはそろって2桁増となった。
中国の高級品市場は23年にプラス成長に回復し、伸び率が11%に達し、市場規模は6077億元となった。世界の高級品市場に占める割合は約22%を維持し、最も重要な市場の一つとなっている。
リポートは24年について、中国の高級品市場の伸び率は12%前後だとし、中国人消費者が海外で高級品を購入する傾向は一段と抑制され、中国の高級品市場における中国人消費者の購入比率は今後数年、60~65%を維持すると予測。また、向こう3~5年に、中国人消費者による世界の高級品産業への寄与度がさらに顕著となり、大部分のブランドは中国での値引き販売が通常化し、中国は世界で高級品価格が最も手ごろな市場になるとの見通しを示した。(新華社北京)
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