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中国電気自動車(EV)最大手の比亜迪(BYD)は2023年の販売台数が300万台を突破し、世界の新エネルギー車(NEV)販売台数で首位となった。また、中国の自動車産業70年の歴史のなかで、初めて世界の自動車販売台数トップ10入りを果たした自動車メーカーとなった。
BYDの王伝福会長は以前から、今後の自動車は電動化からスマート化へ移行するとの見方を示していたが、1月16日に開催したイベント「Dream Day 2024」で、改めてスマートドライビングを重視する方針を明らかにした。王会長は、BYDはすでにスマートドライビングシステムの独自開発を総合的に手がける体制を整えており、自動運転部門のエンジニアは4000人を超えると説明した。
同社は、従業員数でも研究開発の能力でも世界トップクラスを維持している。24年はスマートドライビング分野を強化する方針で、LiDAR10数個を搭載した高級スマートカーの発表を予定している。今後は、20万元(約420万円)以上の車種には高度なスマートドライビングシステムをオプションとして提供し、30万元(約630万円)以上の全車種では標準装備とする計画を明らかにした。
BYDはすでに、自社開発した人工知能(AI)アーキテクチャ「璇璣(XUANJI)」を発表している。今後も自動車のスマート化に向け、1000億元(約2兆1000億円)の資金を投入する方針だという。
*2024年1月23日のレート(1元=約21円)で計算しています。
(36Kr Japan編集部)
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