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中国スマートフォン大手の小米集団(シャオミ)が自社開発したセダンタイプの電気自動車(EV)「SU7」が、2月中にSOP(量産開始)段階に入るという。複数の業界関係者が明らかにした。
SOPは新車開発の最後の段階で、検証テストが完了して生産ラインでの組み立てが可能となり、大量生産と市場投入ができるようになったことを意味する。
量産開始初月の3月にはSU7を約2000台生産する計画で、7月以降は生産能力を徐々に引き上げ、月産1万台以上とする方針だという。ただし、1月31日時点でシャオミは正式なコメントを出していない。
シャオミは2023年12月28日、電気自動車(EV)自動車事業「小米汽車(Xiaomi Auto)」の初めての技術発表会を開き、SU7のモーターコントローラーやバッテリー、ダイカスト(アルミ鋳造)、スマートコックピットなどを披露した。SU7は、モーター性能の高さや航続距離の長さ、シャオミのエコシステムに基づくインタラクション体験などを特長としている。
シャオミの製品は高品質・低価格なことで定評があるため、SU7の販売価格に注目が集まっているが、現時点で公式発表はない。ネット上には、9万9000元(約210万円)、14万9000元(約310万円)、あるいは19万9000元(約420万円)とさまざまな憶測が流れたが、最高経営責任者(CEO)の雷軍氏は、ありえない価格だと否定した。
市場では現在、SU7の販売価格は25~37万元(約530~780万円)になると予想されている。
*2024年2月2日のレート(1元=約21円)で計算しています。
(36Kr Japan編集部)
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