セミナー情報や最新業界レポートを無料でお届け
メールマガジンに登録
インドネシアのIT大手のGoToは1月31日、電子商取引(EC)プラットフォーム「Tokopedia」の株式の75%を、中国バイトダンス傘下の動画投稿プラットフォーム「TikTok」に売却したと発表した。売却価格は8億4000万ドル(約1200億円)とみられる。
TikTokは2023年12月、インドネシアで手がけるEC事業をTokopediaと統合し、株式取得とその後の長期投資を合わせ、15億ドル(約2200億円)を出資する方針を明らかにしていた。今回の取引完了で、Tokopediaは両社の合弁会社となり、TikTokが支配株主となった。
Tokopediaは、東南アジア最大のマーケットプレイス企業の一つである。21年、同社はインドネシアのタクシー配車大手GoJekと合併。持ち株会社のGoToは22年4月、インドネシア証券取引所に上場した。目論見書によると、ソフトバンクグループとアリババグループも同社に出資している。
シンガポールのコンサルティング企業Momentum Worksによると、22年のインドネシアにおけるECのGMV(流通取引総額)は総額約520億ドル(約7兆7000億円)だった。うち、TikTokのGMVは約25億ドル(約3700億円)で、同社の東南アジア市場全体のGMVに占める割合は57%に上った。
*2024年2月6日のレート(1ドル=約149円)で計算しています。
(36Kr Japan編集部)
セミナー情報や最新業界レポートを無料でお届け
メールマガジンに登録