中国テック大手バイトダンス（字節跳動）の2023年1〜9月の売上高が前年同期比40％増の844億ドル（約12兆4000億円）に達したことが分かった。米テック系メディア「The Information」が報じた。

ちなみに、Facebook（フェイスブック）を運営する米メタの23年通年の売上高は1349億ドル（約19兆8000億円）だった。 バイトダンスは、年間売上高でメタに迫る可能性が出てきた。

1〜9月の営業利益は前年同期比53％増の約230億ドル（約3兆4000億円）に上った。一方、売上原価も32％増の350億ドル（約5兆1000億円）となった。

23年7～9月期の売上高は43％増の309億ドル（約4兆5000億円）で、広告および電子商取引（EC）事業の成長が増収の主な要因となったという。

同社は一貫して収益の大部分を中国本土市場から得ており、動画投稿プラットフォーム「抖音（Douyin）」のデイリーアクティブユーザー数（DAU）は6億人を超える。

バイトダンスは今回、従業員が保有する株式を1株あたり約171ドル（約2万5000円）で買い戻す提案を発表し、当面は上場する計画がないことを改めて示した。

同社は23年12月、既存の株主に対して1株あたり160ドル（約2万4000円）、最大50億ドル（約7400億円）相当の自社株買いを提案した。これに基づくと、同社の評価額は2680億ドル（39兆4000億円）となる。

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＊2024年3月11日のレート（1ドル＝約147円）で計算しています。

（36Kr Japan編集部）