ソフトバンクGと強力タッグ、米国発の配膳ロボット「Bear Robotics」がシリーズCで約90億円調達

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米シリコンバレーを拠点とする配膳ロボットメーカー「Bear Robotics(ベア・ロボティクス)」がこのほど、シリーズCで韓国LGエレクトロニクスから6000万ドル(約90億円)を調達した。同社はこれまで5回の資金調達で、ソフトバンクグループやCleveland Avenue、LINE Venturesなどから計1億5000万ドル(約230億円)余りを調達した。

Bear Roboticsは2017年、米グーグルのエンジニアだったJohn Ha氏と李方為氏が設立し、知的財産権を保有するサービスロボットの開発に注力してきた。現在は、活用シーンに合わせたサービスロボットを打ち出し、米国や日本、韓国、シンガポール、アイルランドなどで事業を展開している。

主力製品は、小規模飲食店向けの配膳ロボット「Servi(サービィ)」、大規模飲食店向けのハイスペックな配膳ロボット「Servi Plus」、ホテル・オフィスビル向けでエレベーターや自動ドアとの連携が可能な配送ロボット「Servi Lift」、病院や公共施設向けの自動消毒ロボット「Servi Air」の4タイプとなっている。

Bear Roboticsの強みは、長年にわたる事業運営を通じて実際の運用データを大量に蓄積し、業界のノウハウに基づいてロボットのリアルタイム・フィードバック・プラットフォームを構築した点にある。同プラットフォームは、ロボットの稼働状況をリアルタイムでモニタリングし、ロボットの移動データを1分ごとに収集する。ロボットに問題が発生した場合は、センサー情報に基づいて介入し、現場で問題を解決する。継続的にフィードバックされる質の高いデータは、プラットフォームのアルゴリズム改善や運用性能向上に役立てられる。

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*2024年4月4日のレート(1ドル=約151円)で計算しています。

(36Kr Japan編集部)

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