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中国スマートフォン大手の小米集団(シャオミ)傘下の電気自動車(EV)メーカー「小米汽車(Xiaomi Auto)」が、中国EV業界に旋風を巻き起こしている。
シャオミの雷軍CEOは4月23日に開かれた同社の投資家向けイベントで、小米汽車が最初の車種として発売したEVセダン「SU7」の受注台数が4月20日時点で7万台を突破したことを受け、年間納車台数の目標を10万台強に引き上げると発表した。
シャオミがSU7に課した使命は、米テスラの「モデル3」に代わってEVセダンのベンチマークとなることだ。受注データや試乗待ちの行列の熱気からは、SU7がすでに使命達成への第一歩を踏み出したことが見て取れる。
業界関係者によると、小米汽車は2025年前半に2車種目となるSUV(スポーツ用多目的車)タイプのEVを、26年には3車種目として15万元(約320万円)程度の低価格車種を発売する計画だという。1年ごとに1車種を発売する目的は非常に明確で、セダンタイプのSU7の次にSUVタイプを打ち出してブランドイメージを確立し、低価格車種でより多くのユーザーを獲得していく方針だとみられる。
*2024年5月3日のレート(1元=約21円)で計算しています。
(36Kr Japan編集部)
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