中国SF大作「三体」、チャン・イーモウ監督で映画化へ

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全世界でヒットした中国の長編SF小説「三体」が映画化される。メガホンを取るのは世界的な映画監督の張芸謀(チャン・イーモウ)氏。すでに製作準備の段階に入っている。
 
上海で開催中の第26回上海国際映画祭のフォーラムで16日、中国の映画製作配給会社、光線伝媒(エンライト・メディア)の王長田(おう・ちょうでん)董事長が発表した。「三体」三部作のIP(知的財産権)を保有する三体宇宙(上海)文化発展と共同製作するとした。三体宇宙(上海)文化発展も発表の内容を認めた。
 
中国のSF作家、劉慈欣(りゅう・じきん)氏による「三体」三部作は、「三体文明」という地球外文明を壮大な筆致で描き、中国SF文学の一里塚になったとされる。世界中で30以上の言語に翻訳・出版され、日本や英国、フランス、ドイツなどのSFファンから人気を集めている。
 
「三体」はここ数年、映像化やアニメ化が加速している。中国ではすでにアニメ版やドラマ版などの一連の作品が制作されている。(新華社上海)

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