中国、世界初の炭素繊維製地下鉄を公開 年内に青島で実証運行

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中国山東省青島市で6月26日、世界初となる商業運行用のカーボンファイバー(炭素繊維)製地下鉄車両「CETROVO 1.0 炭星快軌」が公開された

車両の車体や台車フレームなどの主な耐荷重構造はカーボンファイバー複合材料で作られ、軽量・省エネ・高強度で環境適応性に優れており、ライフサイクル全体の運営・メンテナンスコストを低減できるという技術的な優位性を備えている。

カーボンファイバー製地下鉄車両は、従来の金属製地下鉄車両よりも車体重量を25%、車両全体の重量を約11%削減した。また、運行時のエネルギー消費量を7%低減することが可能なため、1編成あたりの二酸化炭素(CO2)年間排出量を、年間約130トン削減できる。最高速度は時速140キロと、従来型地下鉄車両の走行速度である時速90キロに比べ大幅に速くなった。

カーボンファイバー地下鉄車両はすでに、工場での型式試験を完了。2024年中にも、青島地下鉄1号線に投入し、乗客を乗せた実証運行を開始する計画だという。

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(36Kr Japan編集部)

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