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中国電気自動車(EV)大手の比亜迪(BYD)はこのほど、トルコで10億ドル(約1600億円)を投じ、年産15万台の工場を建設すると発表した。2026年に生産を開始する予定だという。
BYDの王伝福会長とトルコのカジュル産業・技術相は7月8日、エルドアン大統領の立ち会いのもと、新工場建設をめぐる合意書に署名した。新工場ではEVとハイブリッド車を生産し、研究開発センターも併設する。最大5000人を現地雇用し、同国の自動車産業の発展を後押ししていく。
トルコ政府は6月8日、中国から輸入されるエンジン車とハイブリッド車に対して40%の追加関税を課すと発表した。EVについては、3月から同様の追加関税を課していた。しかし、7月8日に方針を一転し、投資奨励政策の範囲内の自動車には追加関税を課さないと発表した。
欧州連合(EU)は7月、中国製EVに暫定的な追加関税を適用した。しかし、トルコはEUと関税同盟を結んでおり、トルコで生産した自動車の輸出には関税がかからない。BYDのトルコ工場が稼働すれば、この優遇措置を利用してEUに自動車を輸出できるようになる可能性がある。
*1ドル=約158円で計算しています。
(36Kr Japan編集部)
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