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中国自動車大手・浙江吉利控股集団(Geely Group Holdings)傘下の高級電気自動車(EV)ブランド「極氪(ZEEKR)」が、早ければ2026年にも韓国市場に参入することが分かった。現在のところ、韓国の自動車市場は現代自動車グループと傘下の起亜(KIA)が主導している。
吉利は米ブルームバーグの取材に応じ、ZEEKRは25年末までにソウルと京畿道にショールームを開設し、26年1〜3月に納車を開始すると回答した。ZEEKRはまず、「ZEEKR 001」を韓国市場に投入するとみられるが、まだ最終決定ではない。
欧州連合(EU)は現在、中国製EVに暫定的な追加関税を適用しており、中国の自動車メーカーは欧州以外の市場での成長を模索している。例えば、中国EV大手の比亜迪(BYD)は韓国での乗用車発売を準備しているほか、トルコで10億ドル(約1600億円)を投じ、年産15万台の新工場を建設すると発表している。
韓国の国内自動車メーカー5社(現代、起亜、韓国GM、KGモビリティ、ルノーコリア)の24年1~3月の新エネ車販売台数は10万1727台だった。うち、ハイブリッド車が8万5828台と84.4%を占めた。ピュアEVは前年同期比51.4%減の1万5237台だった。
*1ドル=約158円で計算しています。
(36Kr Japan編集部)
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