中国ベンチャー、アシストスーツを2万円台で提供 重労働現場で活用

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パワーアシストスーツを開発する「傲鯊智能(ULS Robotics)」がこのほど、シリーズA+で敦鴻資産(DH Capital)から数千万元(数億円超)を調達した。調達した資金は、手頃な汎用型パワーアシストスーツの販売促進のほか、パワーアシストスーツにもなるAI搭載の人型ロボットの開発に充てられる。

傲鯊智能は2018年に設立され、これまで産業向けのパワーアシストスーツの開発・製造およびトータルソリューションの提供に注力してきた。同社の製品は、上肢(腕)、下肢(腰・脚)、全身に装着するタイプなど多岐にわたる。中でも、下肢向けの「BES」シリーズと上肢向けの「MPS」シリーズはパワーと安定性に優れており、鉱業や自動車、航空宇宙、電力、物流など、重労働を強いられる現場で広く活用されている。

24年には、蓄電式で上肢向けの「PES-U」、電池式で上肢向けの「FIT-U」、電池式で腰部向けの「FIT-HV」など、極めて軽量かつ1000元(約2万円)台と手頃な価格のパワーアシストスーツを発売した。例えば、FIT-Uの重さはわずか3.9kgで、同種の製品では世界最軽量。サポートできる重量は5~15kgで、長時間腕を上げて作業するユーザーに最適だ。

傲鯊智能は、24年末までに高齢者や介護者向けの製品を発売し、リハビリや生活支援のニーズに応えていく計画だという。

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*1元=約20円で計算しています。

(36Kr Japan編集部)

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