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ソニーグループ傘下、ソニー中国の添田武人副総裁はこのほど新華社の取材に応じ、ソニーが中国で展開する一連の事業は持続的な成長を実現しているとし、「技術とエンターテインメントの融合によって生まれる新たな市場や産業には非常に将来性がある」とさらなる展開に意欲を示した。
添田氏は「中国はすでに世界第2の経済大国であり、グロバール市場との融合もどんどん進んでいる」とし、中国がさまざまな措置を打ち出して質の高い経済発展を推進する中、ソニーの中国事業も成長を続けていると語った。ソニーグループには映画、音楽、ゲーム、エレクトロニクス、イメージング及びセンシング、金融の主に6事業があるが、中国では金融以外のすべての事業で安定的な発展を維持しているという。
添田氏は同社が1978年に中国市場に進出して以降、現地化、多様化、イノベーション発展という三つの段階を経てきたとし、現在は中国が質の高い発展の時代を迎えたチャンスとデジタル化への転換といった追い風の中で、同社の中国事業は複数の分野で著しい進歩を遂げていると紹介した。
クリエーティブ・エンターテインメント企業であるソニーは中国で、テクノロジーを活用したコンテンツ創作の潜在力とチャンスを見いだした。2016年にはプレイステーション(PS)チームが中国で、地元ゲーム開発者を支援し、PSプラットフォームを通じて中国オリジナルコンテンツを世界市場に発信する「China
Hero Project(チャイナヒーロープロジェクト)」を始動。8年間で優秀なコンソールゲームプロジェクト20件余りをサポートしてきた。添田氏は「この計画の成功は、中国ゲーム産業のイノベーション力を示しただけでなく、世界のゲーマーにより多様なゲーム体験をもたらした」と振り返った。
ライブコマースや「網紅(インフルエンサー)エコノミー」の勃興に伴う市場ニーズに呼応し、同社はVlogカメラやプロ級高機能カメラと付属品などの製品を発売し、「映画のようなライブ」をPRすることで中国のコンテンツクリエーターが市場により良い形で参加できるよう支援している。中国の動画配信大手、嗶哩嗶哩(ビリビリ)が上海で開催している「BilibiliWorld(BW)」などのイベントへの参加を通じて、多様化する中国のクリエーティブ・コミュニティーに寄り添っている。
添田氏は今後について、「引き続き中国のクリエーターによる作品をサポートし、持続的な発展を推進して、ユーザーにより良い製品やサービスを提供し、新時代の中国の社会、産業と共に成長していく」との考えを示した。(新華社上海)
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