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中国版インスタグラムと呼ばれるSNSプラットフォーム「小紅書(RED)」が、急速に業績を伸ばしている。2024年1~3月期は初めて売上高が10億ドル(約1500億円)をやや上回る水準に達し、純利益も2億ドル(約300億円)と前年同期の5倍に急増したという。英フィナンシャル・タイムズ(FT)が関係者の話として報じ、Z世代(1995〜2009年生まれ)の女性向けに広告配信を強化したことが奏功したと指摘した。
広告事業は小紅書の主な収益源となっており、22年の広告収入は売上高全体の8割に上った。同社は21年に電子商取引(EC)機能を導入したが、依然として収益の大半を広告収入に依存している。
ユーザー数の伸びも、業績拡大につながった。23年の月間アクティブユーザー数(MAU)は、前年の2億6000万人から20%増加し、3億1200万人となった。23年には売上高が37億ドル(約5500億円)、純利益は5億ドル(約750億円)となり、初の黒字転換を果たしている。22年は売上高20億ドル(約3000億円)、純損失2億ドルの赤字だった。関係者によると、小紅書は香港上場を目指しているという。
*1ドル=約149円で計算しています。
(36Kr Japan編集部)
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