自動運転開発の中国MAXIEYE、米APTIVから120億円調達 トヨタ合弁とも提携

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人工知能(AI)を活用した自動運転開発を手がける「智駕汽車科技(MAXIEYE)」がこのほど、自動車技術大手の米APTIV(アプティブ)から約5億7000万元(約120億円)を調達した。出資により、APTIVはMAXIEYEの筆頭株主となった。

MAXIEYEは2016年に設立され、本社を上海市に置く。同社は電気自動車(EV)用プラットフォーム(車台)のアーキテクチャやAIエージェントを自社開発し、先進運転支援システム(ADAS)からレベル4の自動運転システム(ADS)までの技術とソリューションを提供している。顧客には、中国自動車大手の広州汽車集団(GAC Motor)や長城汽車(Great Wall Motor)、新興EVメーカーの合衆新能源汽車(Hozon New Energy Automobile)、商用車大手の東風商用車(Dongfeng Commercial Vehicle)、トラック大手の中国重型汽車集団(China National Heavy Duty Truck Group)などが名を連ねる。

MAXIEYEは今年1月、トヨタ自動車と広州汽車集団の合弁会社「広汽豊田汽車(広汽トヨタ)」が進める自動運転車量産プロジェクトのパートナー企業に選定されたと発表した。対象車種には、海外向けにも展開する高級EVクーペ「昊鉑(Hyper)GT」のほか、高級EVセダン「埃安(AION)S MAX」が含まれる。この事業を通じ、同社は海外進出に向けて大きな一歩を踏み出した。

APTIVのアジア太平洋地域総裁を務める楊暁明氏は「MAXIEYEへの戦略的投資によって中国市場向けのソリューションを構築し、中国の自動運転普及の加速に寄与したい」と述べた。

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(36Kr Japan編集部)

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