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中国ネット大手のバイトダンス(字節跳動)の2024年1~6月の売上高は、前年同期比で35%余り増加して約730億ドル(約11兆円)となり、米メタの755億2700万ドル(約12兆円)に迫った。米メディアThe Informationが報じた。
海外事業の売上高は60%余り増加し、約170億ドル(約2兆6000億円)に達した。主な収益源は、海外向けのショート動画アプリ「TikTok」の広告収入だった。世界的データプラットフォームStatista(スタティスタ)のデータによると、24年1〜6月のTikTokのダウンロード数は4億8820万回に上ったという。ユーザーの母数拡大とアクティブ度向上に伴い、TikTokの広告事業は急拡大している。
国内事業の主な収益源は、TikTokの中国版「抖音(Douyin)」やニュースアプリ「今日頭条(Jinri Toutiao)」の広告事業や自社の電子商取引(EC)サービスだが、24年1~6月の売上高の伸び率はいずれも前年同期を下回った。中国の消費減速を受け、主な広告出稿元のEC企業各社が予算縮小に転じたことが要因となり、広告収入が減少したとみられる。抖音のECサービス「抖音電商(Douyin EC)」の売上高の伸び率も、24年初めには60%を超えていたが、9月には20%未満に落ち込んでいる。
*1ドル=約154円で計算しています。
(36Kr Japan編集部)
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