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中国ネットサービス大手の騰訊控股(テンセント)は11月13日、2024年7~9月期決算を発表した。主力の広告事業とゲーム事業が好調で増収増益となり、人工知能(AI)技術による効率化でクラウドサービス事業の売上総利益(粗利)が大幅に改善した。
売上高は前年同期比8%増の1672億元(約3兆5000億円)と8四半期連続の増収となった。純利益は47%増の532億元(約1兆1000億円)、非国際会計基準(Non-IFRS)ベースでの純利益は33%増の598億元(約1兆3000億円)だった。
ゲーム事業の売上高は12.6%増の518億元(約1兆1000億円)で、内訳は国内ゲーム事業が14%増の373億元(約8000億円)、海外ゲーム事業が9%増の145億元(約3100億円)だった。国内市場では「PUBG MOBILE」の中国版「和平精英」や「アラド戦記モバイル」の中国版「地下城与勇士:起源」などが好調で、海外市場でもPUBG MOBILEなどの売上高が伸びた。また、テンセントが出資する游戯科学(Game Science)のアクションRPG「黒神話:悟空」も大ヒットした。
SNSアプリ「微信」とその海外版「WeChat」の月間アクティブアカウント数はさらに増加し、合計13億8200万アカウントとなった。飲食・小売、交通・モビリティ、公共料金の支払いなど、アプリ内のミニプログラム(ミニアプリ)を通じた取引も活発で、24年7~9月期の取引高は2兆元(約42兆円)を突破し、前年同期比で10ポイント以上の伸びを示した。
*1元=約21円で計算しています。
(36Kr Japan編集部)
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