JDドットコム、24年7〜9月期は純利益48%増 物流事業は成長鈍化も売上高6.6%増

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中国電子商取引(EC)大手の京東集団(JDドットコム)がこのほど、2024年7~9月期の決算を発表した。売上高は前年同期比5.1%増の2604億元(約5兆5000億円)、純利益は47.8%増の117億元(約2500億円)。 非米国会計基準(Non-GAAP)ベースの純利益は23.9%増の132億元(約2800億円)だった。

売上高を事業別で見ると、小売事業「京東零售(JD Retail)」が6.1%増の2249億8600万元(約4兆7000億円)と全体の8割以上を占めた。物流事業「京東物流(JD Logistics)」は6.6%増の443億9600万元(約9300億円)となったものの、これまでに比べれば成長率は明らかに鈍化している。即時配送「達達(Dada)」やインフラ・不動産管理の「京東智能産発(JINGDONG Property)」、共同購入サービス「京喜(Jingxi)」、海外事業などを含む新規事業は25.7%減の49億7000万元(約1000億円)と大幅に減少した。

同社の単甦・最高財務責任者(CFO)氏は、電子機器と家電製品の販売が回復傾向にあり、総売上高増加の主な要因となったとした上で、過去20年間で培った先進的なサプライチェーンと物流基盤の活用により、スケールメリットと運営効率が向上したと説明した。

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(36Kr Japan編集部)

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