ポルシェ、中国に新ファンドを設立 コネクテッドカーやEV分野への投資を強化

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独ポルシェの中国向けベンチャーキャピタル(VC)「Porsche (Shanghai) Investment(ポルシェ(上海)投資」がこのほど、Porsche Hong Kong(ポルシェ香港)の単独出資で設立された。法定代表者は、Porsche  China(ポルシェチャイナ)のアレクサンダー・ポリッヒ総裁兼最高経営責任者(CEO)が兼任する。ポリッヒ氏は2024年9月1日にポルシェチャイナの総裁兼CEOに着任し、中国本土・香港・マカオの事業を統括している。

ポルシェ(上海)投資は、新エネルギー車(NEV)やスマートコネクテッドカー分野で革新的な技術やビジネスモデルを持つスタートアップ企業に出資し、その技術をポルシェの製品に取り入れることで、市場競争力の向上を目指す。

ポルシェは世界各国のスタートアップ企業やVCに投資しているが、中でも世界最大の自動車市場でイノベーションの拠点でもある中国は、グローバル投資戦略の重要な部分を占めている。

同社は、世界市場、とくに中国市場で販売台数の減少に直面している。2023年の中国出荷台数は前年比で15%減少し、24年1〜3月は前年同期比で24%減少した。現在は中国市場のニーズに応えるため、現地の開発チームを拡充し、スマートコックピットや先進運転支援システム(ADAS)などの開発を推進しているという。

中国市場で不振のポルシェ、スマート化に本腰 コックピットやADASチームの増強も

(36Kr Japan編集部)

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