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中国自動車大手の広州汽車集団と通信機器大手の華為技術(ファーウェイ)はこのほど、広東省広州市でスマートカーの戦略的協力に関する締結式を行い、協力深化協定に署名した。広州汽車集団は自主ブランド「伝祺(Trumpchi)」、新エネルギー車(NEV)ブランド「埃安(AION)」、埃安傘下の高級車ブランド「昊鉑(Hyper)」に続く新エネ車の新たなハイエンドブランドを立ち上げる。この新ブランドにおいてファーウェイとそれぞれの強みを生かし、製品開発やマーケティング、エコシステムサービスなど分野での協力を通じ、ユーザーに一歩先のスマート体験を提供するとしている。
広州汽車集団は自動車メーカーとして27年の歴史を誇り、完成車製造やプラットフォーム、車載電池技術、品質管理などの分野で豊富な経験を持つ。ファーウェイは情報通信技術(ICT)に注力し、スマート化の面で優位性がある。自動車の電動化やスマートが加速する中、両社がハードウエアとソフトウエア面での強みを生かして強者連合を形成し、スマートカーの開発やマーケティング、エコシステムサービスなどの分野で協力を深めることは、両社の共同発展という目標と合致する。
広州汽車集団とファーウェイは長年にわたって緊密な戦略的協力パートナーシップを維持してきた。協力の範囲はハードウエアからソフトウエア、製品からクラウドサービス、研究開発からスマート製造など多くの分野に広がっている。両社は今回の協力深化を通じ、粤港澳大湾区(広東・香港・マカオグレーターベイエリア)の地理的位置の優位性を拠り所として、「新たな質の生産力」(科学技術イノベーションが主導し、質の高い発展を促す生産力)によって広東省の自動車産業のモデル転換・高度化を後押しするとしている。(新華社広州)
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