中国EV、東南アジア自動車産業の転換に寄与 :マレーシアメディア

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マレーシアのメディアはこのほど、東南アジア地域で2024年、電気自動車(EV)がさらに普及し、中国メーカーは現地販売に力を入れるとともに、消費者の好みに変化が生まれ、自動車産業は大きく転換したとし、同地域は今後、世界の自動車産業での地位が一層向上するだろうと報じた。

同国の国営ベルナマ通信などのメディアは23日、業界の報告書を引用し、政府の奨励措置、インフラ投資・建設の加速、世界の同業の参入増加などの要因を受け、東南アジア地域は24年、引き続きEVなどの関連産業の発展に注力していると指摘。うちタイは成熟したEV製造業によって域内を先行しており、インドネシアはニッケル鉱などの自然資源の優位性を活かし、電池メーカー誘致によって世界EVサプライチェーンの重要な参加者になる目標に近づきつつあるとした。

報道によると、中国のEVブランドは24年、東南アジアで新たな進展を遂げた。比亜迪(BYD)や奇瑞汽車、上汽通用五菱汽車などは手頃な価格、先進的な機能、良質なアフターサービスによって市場開拓を進めている。現地消費者はコストパフォーマンスの高い車を好む傾向が強い。マレーシアやタイなどは、消費者行動に影響を与える新政策を制定している。中国メーカーはこの流れをつかみ、現地の事情に応じた経済性と先進技術を兼ね備える車を発売し、市場拡大につなげている。(新華社クアラルンプール)

世界EV市場、10月の販売台数は過去最高の170万台 中国が全体の7割

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