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自動車開発の焦点が電動化からスマート化に移った今、世界の自動車メーカーがスマート化競争にしのぎを削っている。優れたコストパフォーマンスで新エネルギー車(NEV)の世界王者となった中国の比亜迪(BYD)も、スマート化に力を入れ始めた。
自動車専門メディア「晚点 Auto」によると、BYDはこのほど人工知能(AI)ラボやAIスーパーコンピューティング開発部門、ビッグデータプラットフォーム部門などを擁する先進技術研究開発センターを設立した。その目的は、AIと大規模言語モデル(LLM)への投資を増やし、自動運転システムやスマートコックピット、デュアルモード(DM)技術などのコアビジネスに、コンピューティングと技術サポートを提供することだという。先進技術研究開発センターには、以前の車両シミュレーション技術部門、ビッグデータプラットフォーム部門などを統合。現在のスタッフは約500人だが、将来的には1000人規模に拡大する。
BYDは研究開発と技術革新を極めて重視しており、研究開発費の多さは群を抜いている。2024年1〜6月の研究開発費は前年同期比41.64%増の202億元(約4400億円)に上った。王伝福会長は以前から、スマートコックピットや自動運転システムだけがスマート化ではなく、車両全体のスマート化こそがNEV開発で最も重要だとしている。
*1元=約22円で計算しています。
(36Kr Japan編集部)
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