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中国の電子機器受託製造サービス(EMS)大手「富士康科技集団(フォックスコン)」とロボット大手「優必選科技(UBTECH Robotics)」はこのほど、スマート製造分野での人型ロボットの活用をめぐり、包括的な長期戦略パートナーシップを締結したと発表した。
フォックスコンはUBTECHを人型ロボットに関する唯一のパートナーに選定し、共同で人型ロボットの活用を推進していく。具体的には、スマート製造分野での人型ロボット活用の実現可能性を検証するため、搬送や仕分け、品質検査などで人型ロボットを試験運用する。また、人型ロボットの大規模運用に関する課題解決プロジェクトを立ち上げ、スマート製造業に焦点を当てた人型ロボットの共同ラボを設立し、人型ロボットの産業チェーン構築と商用化を加速する方針だという。
UBTECHの産業用人型ロボット「Walker S1」は現在、広東省深圳市にあるフォックスコンの工場で2カ月間の実地訓練を進めており、すでに搬送に活用できることが検証済みとなっている。次の段階として、河南省鄭州市にあるフォックスコンの自動車工場での実地訓練が予定されている。
UBTECHの人型ロボットはすでに、新エネルギー車を手がける比亜迪(BYD)や吉利汽車(Geely Automobile)、奥迪一汽新能源汽車(Audi FAW New Energy Vehicle)、一汽大衆(FAW-VW)の青島支社のほか、宅配大手の順豊控股(SFホールディング)などに導入され、検証が進められている。
(36Kr Japan編集部)
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