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人工知能(AI)開発プラットフォームの米Hugging Faceによると、中国ネット大手アリババグループ傘下のアリババクラウドが提供するオープンソースの大規模言語モデル(LLM)「通義千問(Qwen)」は、派生モデルの数が10万を超え、米メタの「Llama」などを引き離して世界一の座を維持した。
アリババクラウドは2023年8月以降、Qwen、Qwen1.5、Qwen2、Qwen2.5の4世代のモデルを相次いでオープンソース化してきた。Qwenシリーズは、パラメータ数5億(0.5B)、15億(1.5B)、30億(3B)、70億(7B)、720億(72B)、1100億(110B)のバージョンを網羅。大規模言語モデル、マルチモーダルモデル、数学モデル、コードモデルなどあらゆるモデルに対応しており、世界の権威あるランキングに何度もランクインしている。
同社は2月25日、動画生成モデル「通義万相(Wan)2.1」の全面的なオープンソース化を発表した。Wan2.1はテキストや画像からの動画生成に対応し、パラメータ数13億(1.3B)と140億(14B)のバージョンが用意されている。14Bバージョンは、コマンド準拠、複雑なモーション生成、物理モデリング、テキストからの動画生成などで優れた性能を発揮する。
Wan2.1は、動画生成モデルのベンチマーク「Vbench」で総合スコア86.22%を獲得し、SoraやLuma、Pikaなどを抑えて首位に立った。
(36Kr Japan編集部)
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