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中国の電気自動車(EV)メーカー「小鵬汽車(Xpeng Motors)」が3月18日 、2024年10~12月期決算を発表した。売上高は前年同期比23.4%増の161億1000万元(約3400億円)と過去最高を記録。純損益は13億3000万元(約280億円)の赤字だったが、赤字幅は大きく縮小した。車両売上高は前期比66.8%増の146億7000万元(約3100億円)で、売上総利益率は10%と2桁台を回復した。
同時に発表した2024年12月期通期決算は、売上高が前の期比33.2%増の408億7000万元(約8600億円)だった。純損益は57億9000万元(約1200億円)の赤字となり、前の期の103億7600万元(約2200億円)から大幅に縮小した。「MONA M03」と「P7+」が売れ行き好調で、販売(納車)台数は34.2%増の19万68台となった。
サービスおよびその他事業の売上高は、89%増の50億4000万元(約1100億円)だった。小鵬汽車は独フォルクスワーゲン(VW)と車台(プラットホーム)やソフトウエアなどに関する技術開発協定を結んでおり、これに基づく技術開発サービスの売上高が増加した。
小鵬汽車の何小鵬CEOは今後の成長戦略として、人工知能(AI)と自動車の融合、グローバル展開、AI搭載人型ロボットの活用などを挙げている。何CEOは決算説明会で、「2025年下半期には、中国の競合に先駆けて自動運転レベル3のソフトウエア機能と体験を提供できると確信している」と述べた。
*1元=約21円で計算しています。
(36Kr Japan編集部)
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