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エンボディドAI(身体性を持つ人工知能)を手がける中国スタートアップ「穹徹智能(Noematrix)」が4月10日、プレシリーズAの追加ラウンド(2回目)で数億元(数十億円超)を調達したと発表した。同社は2023年末の設立以来、計4回の資金調達を実施している。今回調達した資金は、エンボディドAIの基盤モデルやデータの収集・評価に関する技術開発に充て、小売サービスや家庭向けサービス、食品加工など向けエンボディドAIの商用化を進める方針だという。
共同創業者の盧策吾氏はスタンフォード人工知能研究所(SAIL)のポストドクター研究員を経て、現在は上海交通大学人工知能学院の副院長兼教授を務めており、中国のエンボディドAI研究の先駆けとして知られる。
同社のエンボディドAIの頭脳となる「Noematrix Brain」は、コマンドの推論と分解、タスク計画、物体の分類、環境認識、自律移動、汎用操作まで、一連の機能を備えている。
現在、大手家電メーカーと緊密に協業し、共同で家庭向けサービスロボットの開発と応用を進めている。3月に上海で開かれたアジア最大級の家電見本市「AWE2025」では、同メーカーと共同開発した家庭用洗濯ロボットを発表した。同ロボットは衣類の識別から洗濯機への投入、洗濯・乾燥が終わった衣類の取り出しまでを自律的に実行し、人の手を一切介さずに洗濯を完結させる。
大手食品メーカーとも提携覚書を締結しており、共同で複雑な食品の生産・加工ラインのスマート化と自動化を加速し、マンマシン協働モデルによる食品生産の効率と品質向上を図る方針だという。
*1元=約20円で計算しています。
(36Kr Japan編集部)
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