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中国IT大手の騰訊控股(テンセント)はこのほど、人工知能(AI)への投資を全面的に強化し、海外事業への投資拡大を続け、グローバル化の能力を生かして海外進出を加速し、グローバルな事業展開を進める方針を明らかにした。
湯道生上級執行副総裁によると、今年第1四半期(1~3月)の研究開発費は前年同期比21.0%増の189億元(約3780億円)だった。大型基盤モデル、計算力、開発ツールから応用レベルまで全面的なグレードアップを図り、AIの応用・導入加速を後押しした。計算力の面では、広東省の広州、清遠、韶関など粤港澳大湾区(広東・香港・マカオグレーターベイエリア)内の都市に複数のデータセンターを設立している。
傘下のクラウドサービス「騰訊雲(テンセントクラウド)」は世界展開しており、安定性と信頼性の高いクラウドインフラとグローバル性を生かし、粤港澳大湾区の企業が海外に進出し、世界市場で新たな成長分野を切り開くことを後押ししている。
李強副総裁はテンセントクラウドについて、世界的に事業を展開するクラウドコンピューティング企業であり、海外事業は過去3年にわたって2桁成長を維持し、累計1万社以上、80以上の国・地域の海外顧客にサービスを提供していると説明した。同社は今年も引き続き海外投資を拡大し、中東では1億5000万ドル(約216億円)の資金を投入し、サウジアラビアにデータセンター第1号を設置するほか、インドネシアに5億ドル(約720億円)を投じ、3カ所目となるデータセンターを設立する計画だとした。【新華社広州】
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