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中国ショート動画大手「快手科技(Kuaishou Technology)」が発表した2025年1〜3月期決算は、売上高が前年同期比10.9%増の326億元(約6500億円)だった。内訳は、オンラインマーケティングサービスが55.1%、ライブ配信が30.1%、電子商取引(EC)などその他のサービスが14.8%を占めた。ショート動画アプリのDAUは過去最高の4億800万人に達した。
調整後の純利益は46億元(約900億円)、純利益率は14.0%で、海外事業の営業損益が初めて黒字転換した。海外事業の売上高は32.7%増の13億2000万元(約26億円)。同社にとって海外最大の市場であるブラジルで、1日あたりの利用者数(DAU)と平均利用時間が着実に伸びた。
同社は人工知能(AI)戦略を推し進め、動画生成AI「Kling」や画像生成AI「Kolors」などを打ち出している。AIの性能評価サイト「Artificial Analysis」が5月に発表した世界動画生成AIランキングでは、「Kling2.0」が1124点を獲得し、静止画から動画を生成する「Image to Video」部門で首位に立った。1〜3月はKlingの収益化が加速し、売上高は1億5000万元(約30億円)余りとなった。
*1元=約20円で計算しています。
(36Kr Japan編集部)
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