中国・快手、1〜3月の純利益900億円。海外事業好調、動画生成AI「Kling」の収益化も進む

36Kr Japan | 最大級の中国テック・スタートアップ専門メディア

日本最大級の中国テック・スタートアップ専門メディア。日本経済新聞社とパートナーシップ提携。デジタル化で先行する中国の「今」から日本の未来を読み取ろう。

EXCITEのRSSに登録大企業注目記事

中国・快手、1〜3月の純利益900億円。海外事業好調、動画生成AI「Kling」の収益化も進む

セミナー情報や最新業界レポートを無料でお届け

メールマガジンに登録

続きを読む

中国ショート動画大手「快手科技(Kuaishou Technology)」が発表した2025年1〜3月期決算は、売上高が前年同期比10.9%増の326億元(約6500億円)だった。内訳は、オンラインマーケティングサービスが55.1%、ライブ配信が30.1%、電子商取引(EC)などその他のサービスが14.8%を占めた。ショート動画アプリのDAUは過去最高の4億800万人に達した。

調整後の純利益は46億元(約900億円)、純利益率は14.0%で、海外事業の営業損益が初めて黒字転換した。海外事業の売上高は32.7%増の13億2000万元(約26億円)。同社にとって海外最大の市場であるブラジルで、1日あたりの利用者数(DAU)と平均利用時間が着実に伸びた。

同社は人工知能(AI)戦略を推し進め、動画生成AI「Kling」や画像生成AI「Kolors」などを打ち出している。AIの性能評価サイト「Artificial Analysis」が5月に発表した世界動画生成AIランキングでは、「Kling2.0」が1124点を獲得し、静止画から動画を生成する「Image to Video」部門で首位に立った。1〜3月はKlingの収益化が加速し、売上高は1億5000万元(約30億円)余りとなった。

中国・快手の動画生成AI「Kling 2.0」、グーグルの「Veo 2」を抑えて性能評価世界一に

*1元=約20円で計算しています。

(36Kr Japan編集部)

セミナー情報や最新業界レポートを無料でお届け

メールマガジンに登録

関連記事はこちら

関連キーワード

セミナー情報や最新業界レポートを無料でお届け

メールマガジンに登録