アリババの「淘宝」、タイ語版リリースで新規ユーザー6割増 海外展開を加速

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中国電子商取引(EC)大手アリババグループ傘下の通販サイト「淘宝(タオバオ)」はこのほど、タイの消費者のネットショッピングをより便利にするため、タイ語版サイトをリリースした。リリースから1カ月余りが経ち、現地の新規ユーザーは6割近く増加した。

「淘宝」はタイ市場で中国語、英語、タイ語の3言語に対応する。タイ語の画面に切り替わると、「淘宝」アプリのシステム、商品名、詳細情報がタイ語で表示される。ユーザーはタイバーツで決済でき、他の翻訳ツールを使わずに中国の豊富な商品を購入できる。

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コストパフォーマンスと革新的な設計を誇る中国商品は、ECサイトを通じ、タイの消費者の幅広い人気を集めている。タイは総人口が7千万人を超え、若者の割合が高く、ネット普及率も高く、中国EC企業にとって人気の海外進出先となっている。「淘宝」タイ語版サイト担当の趙静氏は、5月下旬から6月にかけて実施された大型ネット通販セール「6.18」で、タイの流通総額(GMV)は安定的に増加し、うちアパレル、ホームファニッシング、3C(コンピューター、通信機器、家電)・デジタル製品の売れ行きが好調で、特に婦人靴のGMVは3倍に増加したと紹介した。

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業界関係者は、「淘宝」がカザフスタンでロシア語版をリリースした5月から2カ月後の7月、再び海外市場向けに外国語版を打ち出したことは、海外進出を加速させる決意を示すものだと分析している。【新華社北京】

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