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人工知能(AI)インフラを提供する中国のスタートアップ企業「基流科技(InfraWaves)」がこのほど、シリーズAの追加ラウンドで約1億元(約20億円)を調達した。孚騰資本(Fortera Capital)と国方創新(Guofang Innovation)が出資を主導した。
基流科技は2023年2月、清華大学・網絡与信息安全実験室 (NISL)発のベンチャー企業として設立され、大規模なコンピューティングクラスターの分散処理と通信に取り組んでいる。数万枚規模のGPUカードを搭載したコンピューティングクラスターを構築した経験を持ち、すでにAI企業の智譜AI(Zhipu AI)や商湯科技(センスタイム)のほか、通信事業者やデータセンター、地方国有企業などにサービスを提供している。
中国のAIインフラ分野には、硅基流動(SiliconFlow)や無問芯穹(Infinigence AI)といったスタートアップ企業に加え、アリババクラウドやファーウェイクラウド、バイトダンス傘下の火山引擎(Volcano Engine)といった大手も参入している。大規模言語モデル(LLM)や生成AIアプリの急成長に伴い、AIインフラは水道、電力、インターネットに次ぐ新たな社会基盤となりつつある。
創業者の胡効赫氏によると、基流科技がRoCE(RDMA over Converged Ethernet)を用いて独自開発したネットワーク構築ソリューションにより、顧客のコストは40%低減し、リードタイムも数カ月から数週間に短縮されるため、中国LLM企業による基盤モデルのアップデートを後押しできるという。
*1元=約20円で計算しています。
(36Kr Japan編集部)
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