中国スタートアップ、港湾L4自動運転で資金調達 幹線物流にも拡大へ

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港湾運送の自動運転ソリューションを手がける中国スタートアップ企業「斯年智駕(Senior Automation)」がこのほど、シリーズBの追加ラウンドで数億元(数十億円)を調達した。本ラウンドは鄭州高新産業投資基金、浙江省創新投資私募基金管理などが共同で出資した。資金は無人運転プロダクトの研究開発や市場開拓などに投じる。

斯年智駕は2020年4月に設立。港湾・工業団地・幹線輸送といった大規模産業物流に特化し、レベル4(条件付き領域限定の完全自動運転)のソリューションを展開してきた。現在、北京市、河南省鄭州市、上海市の3カ所に研究開発センターを設置している。港湾など閉鎖された空間でのレベル4自動運転では、20以上の大型港湾と提携し、トップクラスの市場シェアを有している。

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レベル4自動運転は現在、クローズド環境の低速運行から、幹線道路など開放された空間での高速運転へと進んでいる。閉鎖された空間では既に大規模な商用化が実現しており、幹線物流などの分野では試験運用の段階に入り、商用化が著しく加速している。

斯年智駕は2025年、幹線物流での展開を進め、車両の大規模フリートを編成、これまでに内モンゴル自治区包頭市、天津港東疆港区、浙江省寧波市と金華市を結ぶ甬金高速道路などの地域に約100台規模のフリートを配備している。

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*1元=21円で計算しています。

(36Kr Japan編集部)

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