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米タイム誌が先ごろ発表した2025年の「ベストインベンションズ(最高の発明)」に、無人自動運転技術などが選ばれた。無人自動運転技術は物理的な世界における人工知能(AI)の典型的な応用例として、世界中で注目を集めている。
中国のネット検索大手、百度(バイドゥ)傘下の自動運転タクシー(ロボタクシー)サービスプラットフォーム「蘿蔔快跑(アポロ・ゴー)」、米グーグル系自動運転技術開発企業のウェイモ(Waymo)、米電気自動車(EV)テスラの大手3社の競争も激化している。
タイム誌によると、ウェイモはライバルのアポロ・ゴーの欧州進出を受け、2026年にサービス提供地域をフロリダ州マイアミ、テキサス州ダラス、テネシー州ナッシュビル、ワシントンDCにも広げる計画を進めている。アポロ・ゴーはグローバル化を通じて市場優位性を強めつつあり、ウェイモは対抗措置として、米国本土市場での事業展開を加速せざるを得なくなっている。
アポロ・ゴーは今年、グローバル化に弾みを付けた。米国のウーバー(Uber)、リフト(Lyft)の配車サービス世界大手2社と提携し、アジア、中東、欧州市場への数千台の無人自動運転車投入を加速。さらに、ドバイでは他に先駆けて同国初となる自動運転の試験許可とテスト用ナンバープレート50枚を取得し、第1陣の大規模なテストチームを立ち上げた。バイドゥが発表した25年4~6月期決算によると、アポロ・ゴーは中国香港特別行政区やドバイ、アブダビなど世界16都市に進出しており、累計で1400万人以上にサービスを提供し、安全走行距離は2億キロを超えた。
テスラは6月22日に米テキサス州オースティンでロボタクシーの試験運用を開始し、運用エリアを拡大しつつある。すでにアリゾナ州、テキサス州、ネバダ州でロボタクシーサービス開始の承認を得ている。【新華社北京】
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