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中国の生成人工知能(AI)ユーザー数が急速に拡大している。10月18日に北京で開催された「第6回中国インターネットインフラリソース会議(CNIRC)」で発表した『生成AI応用発展報告書(2025)』によると、2025年6月時点で生成AIのユーザー数は5億1500万人に達し、2024年12月から2億6600万人増加して半年でおよそ倍増した。普及率も36.5%に上昇し、インターネット利用者の3人に1人以上が生成AIを活用している計算となる。
報告書によると、中国では国産の大規模AIモデルが人気を博し、ユーザーの9割以上が国産モデルを主に利用している。なかでも、世界的に話題となったAIスタートアップのDeepSeek(深度求索)やアリババの「Qwen(通義千問)」、百度(バイドゥ)の「文心ERNIE」、バイトダンスの「豆包(Doubao)」などが市場を牽引。米国勢のChatGPTやGeminiなど海外モデルに対抗しながら、中国独自のAIエコシステムを形成している。
生成AIの活用領域も急速に広がっている。スマート検索、コンテンツ制作、オフィス支援など消費者向けサービスに加え、農業、製造業、科学研究、医療など産業分野での導入が進行。教育・行政現場にも広がり、生成AIはすでに社会インフラの一部として定着しつつある。
(36Kr Japan編集部)
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