POP MART、7〜9月期売上高は最大250%増 業績急伸の裏でLABUBU熱に陰り

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中国アートトイ大手の泡泡瑪特国際集団(POP MART、ポップマート)が発表した2025年7〜9月期の業績によると、売上高は前年同期比245〜250%増と大幅に伸びた。うち、中国市場は185〜190%増で、海外市場は365〜370%増を記録した。

特に欧米市場での拡大が顕著で、米国市場の収益は前年同期比1265〜1270%増と爆発的な成長を見せた。欧州およびその他地域も735〜740%増となり、グローバル展開が順調に進んでいることを示した。

世界的ヒット「LABUBU」の裏側──中国下請け工場で1個0.7円で削る手

米調査会社モーニングスターのアナリスト、Jeff Zhang(ジェフ・チャン)氏は、「ハロウィンやクリスマスの限定シリーズが世界的な販売をさらに押し上げる」と指摘。2025年通期の収益予測を上方修正する一方で、「ポップマートの業績拡大は2025年にピークを迎え、2026年以降は鈍化する可能性がある」との見方も示した。

さらに、人気キャラクター「LABUBU」を含む関連商品が二次市場で値下がりを始めたことが、株価下落の一因となっている。10月23日の香港市場終値は1株232.4香港ドル(約4415円)で、時価総額は約3100億香港ドル(約5兆8900億円)だった。

中国POP MART、“LABUBU旋風”で1〜6月純利益5倍 時価総額8兆円で過去最高

*1香港ドル=約19円で計算しています。

(36Kr Japan編集部・茶谷弥生)

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