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中国ネット大手の百度(バイドゥ)傘下で自動運転タクシー(ロボタクシー)を展開する「蘿蔔快跑(Apollo Go)」はこのほど、スイス国営の郵便会社スイスポスト傘下のバス会社PostBusと戦略的パートナーシップを締結し、同国で自動運転交通サービス「AmiGo」を共同展開すると発表した。
12月からスイス東部のザンクトガレン州、アッペンツェル・アウサーローデン準州、アッペンツェル・インナーローデン準州で試験運行を開始し、遅くとも27年1~3月期までに完全自動運転による通常運行を実現する見通しだ。今回の提携の中心となる戦略は、既存の公共交通ネットワークを補完・強化することにある。AmiGoは、従来の定期バスがカバーしにくいボーデン湖畔やアルプス山麓などを対象とし、住民にスムーズな移動手段を提供する。
このサービスを支えるのは、Apollo Goの第6世代自動運転車で、取り外し可能なハンドルを採用し、完全無人運転に対応した設計となっている。同社はこれまでに、米配車大手のウーバー・テクノロジーズやLyft(リフト)などと提携し、アジアや中東でロボタクシーサービスを展開してきた。2025年8月までに世界で提供したサービスは累計1400万回を超え、安全走行距離は累計2億キロメートルを突破。同社は世界最大の自動運転モビリティサービス企業としての地位を確立している。
(36Kr Japan編集部)
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