上海輸入博で「シルバー経済」が脚光 各国企業が高齢者市場に商機

36Kr Japan | 最大級の中国テック・スタートアップ専門メディア

日本最大級の中国テック・スタートアップ専門メディア。日本経済新聞社とパートナーシップ提携。デジタル化で先行する中国の「今」から日本の未来を読み取ろう。

新華社EXCITEのRSSに登録特集注目記事

上海輸入博で「シルバー経済」が脚光 各国企業が高齢者市場に商機

セミナー情報や最新業界レポートを無料でお届け

メールマガジンに登録

続きを読む

上海で開催中の第8回中国国際輸入博覧会では、「銀髪経済(シルバー経済)」が注目テーマの一つとなっている。高齢者の生活ニーズに応じて企業が展開する革新的な製品やサービスは、介護産業の大きな潜在力を示し、幸福な老後の新たなビジョンを描き出す。

スウェーデン家具大手イケアのブースでは高齢者に適した空間を展示。浴室やキッチン、客間、リビングなどの人に優しい設計を通じて高齢者の居住ニーズに応えている。

パナソニックはアクティブシニアエリアを設置した。照明、エアコンから電動ベッド、滑り止めの床まで、高齢者の日常生活の快適さと安全性を確保している。

日立製作所はエレベーターの新設と改修に関する取り組みを示し、高齢化が進む住宅地の再整備や老朽化した団地の改善を紹介している。

日立製作所のブース

米国のヘルスケア大手アボット・ラボラトリーズは中国の高齢者特有の栄養ニーズに合わせた総合栄養食品を発表し、医療機器メーカーのベクトン・ディッキンソンは複数の高齢者向け製品をそろえた。

外骨格ロボットで登山、中国観光地でブーム⋯“若返りツール”に高齢者もハマる

住環境や外出用設備、栄養サポート、健康管理など、新しい製品と技術を携えた多くの海外企業が輸入博で広大な中国市場の扉を開き、「シルバー経済」というチャンスを享受しようとしている。【新華社上海】

セミナー情報や最新業界レポートを無料でお届け

メールマガジンに登録

関連記事はこちら

関連キーワード

セミナー情報や最新業界レポートを無料でお届け

メールマガジンに登録