日本モバイルゲーム市場、課金収益1.7兆円でアジア2位 中国タイトルが存在感

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米調査会社センサータワーが発表した「2025年日本のゲーム市場インサイト」によると、2024年8月から25年7月の日本のモバイルゲーム市場は、ダウンロード数が横ばいで推移する一方で、アプリ内課金(IAP)収益は110億ドル(約1兆7000億円)と世界有数の規模を維持し、アジアでは中国のiOS市場に次ぐ2位となった。

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2025年1〜7月のIAP収益ランキングでは、日本発のタイトルが過半数を占め、「ポケポケ(Pokémon TCG Pocket)」が首位を獲得。日本独自IPの競争力が際立つ結果となった。

中国発のタイトルも競争力を増しており、ストラテジーゲームの「ホワイトアウト・サバイバル」や「ラストウォー:サバイバル」、RPGの「崩壊:スターレイル」が高額課金ユーザーの獲得に成功し、トップ10に入った。

パブリッシャー別のダウンロード数では、日本企業が依然として強く、シェアは約3分の1を維持。ジャンル別ではカジュアルゲームが中心だが、ここにきて乙女ゲームの存在感が急上昇している。2025年1〜7月の日本市場におけるIAP収益は世界の34%を占め、日本は世界2位の乙女ゲーム市場となった。このジャンルでも、中国発の「恋と深空」がトップ3にランクインしている。

成熟したゲーム文化、高いARPU(ユーザー平均課金額)、洗練された収益化戦略を背景に、日本市場は海外パブリッシャーにとって最も魅力的な市場の一つとしての地位を確固たるものにしている。

(36Kr Japan編集部)

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